ボランティアで介護保険料軽減
H 23.02.22 (火)
ボランティア活動をすると、介護保険料が軽減される制度があるそうですが、どんな仕組みですか?
介護支援のボランティアを行った高齢者に対し、換金できるポイントを与える「介護支援ボランティア」制度は2007年、介護予防のために市町村が行う「地域支援事業」の一環としてスタートした。
65歳以上の人が、特別養護老人ホームなどの高齢者施設で、配膳の手伝いや、高齢者の話し相手などのボランティア活動を行うとポイントをもらえる。ためたポイントを現金に交換することで、結果的に介護保険料の負担が軽減されるという仕組みだ。
対象となる活動やポイントの換算方法などは自治体によって異なるが、多くは1時間あたり100円程度の換算で、年間5000円を上限としている。中には、ポイントを特産品や、地元の商店で使える地域通貨や商品券に換えられるほか、福祉団体に寄付できる自治体もある。
元気な高齢者の社会参加を促し、介護予防につなげるとともに、地域を活性化させるのが制度の狙いだ。
換金などの経費は介護保険から支出するため、財政負担を心配する声もあった。だが、東京都稲城市が、市内の高齢者の2・2%に当たる約300人が参加した08年の実績をもとに試算したところ、介護予防効果がポイント換金の負担を上回り、高齢者1人当たり、月額で約11円の費用削減効果があった。同市高齢福祉課では、「参加者がさらに増えれば、効果も高まるのでは」と期待する。
同市によると、初年度にスタートしたのは同市と東京都千代田区だけだったが、その後は年間10以上の自治体で新たに導入され、現在は少なくとも45自治体で実施されている。同市が把握しているだけでも13自治体で今後、導入の計画がある。
高齢化の進行で介護保険の給付額が増え、今後も介護保険料の上昇は避けられない見通しだ。2012年度からは、65歳以上の保険料が全国平均で月額5000円を超える可能性があるとみられており、「高齢者の負担としては重すぎる」という指摘もある。
保険料抑制策として、介護支援ボランティア制度に注目が集まっており、導入する自治体は今後さらに増えそうだ。
引用元記事 : 読売新聞
http://www.yomidr.yomiuri.co.jp/page.jsp?id=37162
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