メッセージ、高齢者向けに介護食開発 自社のホームに導入
H 22.07.08 (木)
有料老人ホームのメッセージはのみ込む力が落ち普通食が食べられなくなった高齢者向けの「ソフト食」を開発した。介護施設会社が自社で開発から一貫して手掛けるのは珍しい。2010年11月までに全国の施設約170カ所に導入。これまで外部サービスに委託していた介護食を自社品に切り替える。食事の質を高め、他の施設との違いを打ち出す。
給食専門子会社のシーケーフーヅ(岡山市)を通じて、介護食開発のカムウエル(高松市)と共同開発した。ハンバーグやうどん、筑前煮など60種類のメニューをそろえた。
まず自社で運営する老人ホームや高齢者専用賃貸住宅で取り入れる。食事提供による経費を現状より15%程度削減できるとみている。
加齢によりかんだりのみ込んだりする力が落ちると、食べ物がのどに詰まる事故が起きやすくなる。メッセージのソフト食はペースト状にした肉や野菜などを食材の形に再現している。食物に含まれる繊維質を裁断しており、舌で簡単にすりつぶせる。
ソフト食を試験導入した施設では、総菜をすべて摂取できた入居者が3割から7割に増えた。食べ終わるまでの時間も半数以上の人が短縮するなど生活の質に改善が見られたという。
入居者や家族が介護施設を選ぶ際は、立地や安全管理のほか、食事も重要な目安となる。入居勧誘の折に他社施設にない特色としてアピールしたい考えだ。
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