神奈川県住宅公社、相武台団地内に介護複合施設
H 23.09.07 (水)
神奈川県住宅供給公社は2013年度をめどに、高齢化が進む相武台団地(相模原市)に介護付き住宅や訪問介護拠点などを備えた複合施設を建設する。介護が必要な団地内の高齢者に新施設への転居を促し、その後に若年層を呼び込む。施設の運営は民間と共同で手掛ける。県は団地の高齢化対策のモデルにしたい考えで、軌道に乗れば、他の公社の団地や県営団地にも広げる。
複合施設は団地内の遊休地(3800平方メートル)に建設する。4階建てで延べ床面積は3050平方メートル。建設費は5億~10億円程度の見通しで、国土交通省の高齢者等居住安定化推進事業の補助金などを活用する。
介護護付き住宅を60戸設置するほか、訪問介護、デイサービス(通所介護)や介護予防の施設などが入る。団地に子育て世帯の転入を促すため、保育所も設置する。民間企業と共同運営する。10月に事業者を決定し、20年間の契約を結ぶ。
介護付き住宅は1室の広さが18~25平方メートルとし、賃料は食事付きで月15万~17万円程度を想定している。団地の住民で介護が必要となった高齢者には転居を促す。
同団地には賃貸と分譲がある。高齢者が引っ越した後の賃貸住宅は若年層向けに敷金を引き下げることを検討している。分譲住宅は若年層向けに貸し出し・売却を促す。このため、不動産会社との連携も模索している。
神奈川県は同公社の一連の取り組みを団地活性化のモデル事業として認定。効果や課題を検証し、県営住宅などへの事業展開を検討している。現在、県営団地は222カ所、同公社の団地は127カ所ある。
相武台団地は1965~68年に開発された郊外型複合団地。賃貸住宅が488戸、分譲住宅は2080戸があり、約2500世帯が居住している。賃貸物件の家賃は約35平方メートルで月4万2100~4万4800円(共益費は除く)。団地内の65歳以上の人口の比率は33.5%で、県内の20%を大きく上回っている。
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